古着Tシャツの魅力
古着を語る上で決して外すことができない「Tシャツ」ですが、どのような楽しみ方があるのか?どのような種類があるのか?つらつらとお話ししていきます♪
古着におけるTシャツ
現在、地球上で最も多い衣類と言っても過言ではない「Tシャツ」様々なデザイン、手法で制作される物の中で、”古着屋“で評価されるtシャツの魅力はなんでしょうか?気になる古着の知識を勉強していきましょう!
【ボディブランド】
tシャツが制作される際、販売する「商品」となるまでに大きく二つの工程があります。
Tシャツ製造
デザイン制作
要はtシャツ自体を作る段階と、そのtシャツにデザインを反映させる工程ですね。
販売元によって様々ですが、多くの場合は「ボディブランド」と呼ばれる企業に委託して製造します!
そうして作られたtシャツに自社のデザインを反映させて商品化、となります。
古着屋さんでよく見かけるボディブランドの代表例として、GILDAN(ギルダン、fruit of the room(フルーツオブザルーム、HANES(ヘインズ、などが挙げられます。
fruit of the roomのタグ
今挙げた例は特に大手のブランドで、会社規模はイコールで「生産数」と繋がるため、古着屋さんで出回る数も多くなります。そして大手企業であるが故に高品質な商品への”信頼度“も高いので中古衣類である古着でも買い求めやすいのでしょうね!
Tシャツのデザイン
では製造されたtシャツに施されるデザインにはどんな種類があるのでしょう?その目的別として分けてみました。
企業、チャリティー物
会社の制服やイベントの宣伝を目的としたデザインを反映した物ですね。自社のブランドロゴやイベントのタイトル、お店の場合は住所や電話番号がある物もよく見かけます。ファッションを前提としていないので、こういったtシャツはほとんどが外注のボディブランド製となっています。
バンド、映画物
アーティストのツアー中やフェス会場で販売される物、映画公開の宣伝用に制作される物、カテゴリーとしては”エンタメ系“って感じでしょうか?TVドラマとかラジオ局のデザインもたまに見かけます。古着市場では特に人気があるジャンルですね!
ブランドTシャツ
既存のファッションブランドの過去作。現在ではもう販売されていないモデルや、過去使われていたデザインが使用されていたりと好きなブランドがある方にはたまらない要素が盛りだくさんで、こちらもかなり人気が高い傾向にあります。
大きく分けるとこんな感じですが、お土産品であったり伝統衣装、まだまだ数多くジャンルは存在します。
ヴィンテージTシャツ
ここまでで大別する服のジャンルについてお話してきましたが、ここからが醍醐味の”ヴィンテージ”になります!
古着の魅力としてヴィンテージは欠かせません!もちろんTシャツも例外ではありません。企業、ブランドなら設立当初のものであったり、映画なら公開当時の品、アーティストなら代表曲のリリース当時、、、こんな感じで色んな付加価値があるヴィンテージtシャツ。実は簡単にある程度の見分けが出来るので、その方法を紹介します!
シングルステッチとダブルステッチ
tシャツの袖に注目してみましょう。切り離した生地がほつれていかないように”縫い目“があると思います。この縫い目は「ステッチ」といって、tシャツに限らずほぼ全ての服にある仕組みです。このステッチの種類である程度の年代判別が可能なんです!
左が「ダブルステッチ」、右が「シングルステッチ」
実はこの”シングルステッチ“は1990年代半ばまで主流とされていた技術で、それ以降からは”ダブルステッチ“が多様されていきます!
つまりシングルステッチなら90年代からそれ以前、ダブルステッチなら90年代からそれ以降に制作されたと推察することができるんです。
スタンダード故に奥深い
ここまでを呼んで頂いた方には古着tシャツの魅力を少しはお伝えできたのではと思います。誰でも着ている「Tシャツ」だからこそ色んな歴史や背景があって、楽しめる要素で溢れています!是非古着屋に立ち寄った時には今日のお話を思い出しながら素敵な1着を探してみて欲しいです♪